住まい 「中国シニア留学」

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寮費は2人部屋が安い

2人部屋

中国の大学の留学生寮には、大きく分けて2人部屋と1人部屋があります。

2人部屋は8〜10畳くらいの広さの部屋の中に、ベッドと机が2つずつ置かれています。ここで2人で生活します。

寮費は1日あたり、大都市で50元、地方都市で25元くらいと、リーズナブルな価格になっています。

しかし、狭い空間で常に隣に誰かがいるわけです。ストレスがたまりますし、落ち着いて勉強もできませんので、シニアの方にはお勧めしません。

おすすめは1人部屋

1人部屋

シニアの方にお勧めなのは、やはり1人部屋です。

1人部屋は2人部屋のスペースを1人で使います。ですので、寮費は2人部屋の倍です。

費用は増えますが、プライバシーを保てますし、落ち着いて勉強できます。なにより、ルームメイトにいちいち気を使う必要がありません。

長い留学生活ですので、快適に過ごしたいものです。シニアの方には1人部屋をお勧めします。

一通りの設備が付いている

設備

寮の各部屋には、留学生活を過ごす上で必要な一通りの設備が備え付けられています。

ほとんどの寮に、ベッド、机、クローゼット、テレビが付いています。

ほぼすべての留学生が現地で携帯電話を買いますので、電話は部屋になくても困りません。

エアコンもほぼすべての大学の寮に付いています。内蒙古自治区や雲南省など一部の地域では、夏の気温がそれほど上がらず、一番暑い時期は夏休みであるため、寮にエアコンは付いていません。

長江以北では「暖気」と呼ばれる暖房設備が各部屋に付いています。オイルヒーターのようなもので、室内の温度が常に20度以上で保たれます。

長江以南の地域には暖気はありません。中国にはストーブやファンヒーターのような石油系の暖房機器はありませんので、冬場はエアコンの暖房に頼ることになります。

バストイレは各部屋に

バストイレ

バストイレは各部屋についており、共同で使うという大学は少数派です。

中国は日本のようにお湯につかるという習慣がありませんので、バスタブがついている寮はほとんどなく、シャワーだけです。

また、タンク式の温水器でお湯を温めて使うタイプのシャワーが多く、1回に使える時間は20分前後です。

トイレは洋式のところがかなり増えてきましたが、どちらかと言うと、まだ和式のほうが多いです。

洗濯機とキッチンは共用

洗濯機

洗濯機は共用の大学がほとんどです。寮全体で数台、または、各フロアごとに数台ですので、休みの日などは大混雑します。洗濯機は有料で、1回の利用料は3元程度です。

共用のキッチンもほとんどの大学にあり、コンロ、流し、冷蔵庫、電子レンジなどが備え付けられています。

ただ、管理が悪くて清潔に保たれていなかったり、夜な夜な留学生が集まって宴会をしたりするなど、問題がある大学もあります。